「タモリは面白いか」論争は不毛でしかない 話が通じない人との議論を“秒”で終わらせるコツ
4月20日にYouTuberヒカルが公開した動画内で、「タモリさんって全くおもしろくない」と発言した問題。ヒカルへの批判の声で溢れ大騒動に発展しましたが、恋愛コラムニスト・カウンセラーの堺屋大地氏が、一般社会にも通ずる「不毛な議論を生み出さない方法」を教えてくれた。
■ヒカルの主張も筋は通っている
ヒカルさんは動画内で、続けて次のような発言もしていました。「松本さん(ダウンタウン・松本人志)だったらおもろい。紳助さん(島田紳助)おもろい。タモリさん? って」「爆発的な爆笑を生むタイプじゃないイメージがあって」
誤解を恐れずに言いますが、筆者はこのヒカルさんの言い分は筋が通っていると感じました。一方で、ヒカルさんに反論し「タモリはおもしろいのだ!」と擁護している人たちの主張も、筋が通っています。
……さて、なぜタモリはおもしろいか・おもしろくないかという、延々と平行線をたどる不毛な議論が起こってしまったのでしょうか。
■「おもしろさ」の定義を共有しないミス
問題の構造から説明しますと、ディベートするテーマの定義を定めていないのが大きなミスであり、最初に定義を統一して双方で認識を共有しておけば、こんな不毛な議論は生まれなくなります。
今回の騒動で言うなら「おもしろさ」の定義を共有していないことが問題。ヒカルさんの主張していた「おもしろさ」の定義は《個の言動で爆発的な爆笑を生み出すこと》です。
たしかに全盛期の松本人志さんや島田紳助さんは自ら爆発力のある笑いを生み出し、それを放つ頻度もすさまじくハイペースでした。もちろんタモリさんの言動で爆笑が生まれることもありましたが、ヒカルさんの定義のもとで考えると、松本さんや紳助さんと比べればタモリさんの「おもしろさ」は低く感じます。
それに対してヒカルさんに反論している人たちは、おおむね「おもしろさ」の定義を《ウィットに富んだセンスの良い笑いを生み出すこと》に置き換えて、タモリさんを擁護しているのです。

















