「自転車1メートル規制」で渋滞発生 道路交通法改正とどう付き合うべきか
夕方の帰り道、ようやく仕事を終えて車を走らせていると、前の車列がなかなか進まない。そんな場面に遭遇した方も多いのではないでしょうか。最近話題になったニュースでは、自転車を追い越せず、パトカーの後ろに長い車列ができたと報じられました。原因は、改正された道路交通法にあります。
今回の改正では、自動車が自転車を追い越す際には「1メートル以上の間隔」を空けることが求められるようになりました。もしそれが難しい場合には、無理に追い越すのではなく、徐行して後ろについて走る必要があります。背景には、自転車との接触事故を防ぐという目的があります。特に都市部では、自転車と車が近い距離で走る場面が多く、安全確保が課題となってきました。
もっとも、このルールは理屈としては理解できても、現実の道路事情とのズレが指摘されています。日本の道路は幅が狭く、片側1車線の道路も多いため、1メートルの間隔を確保できないケースが少なくありません。その結果、今回のように後続車が連なり、思わぬ渋滞が生じることがあります。安全を守るためのルールが、かえって交通の流れを滞らせるというジレンマが生じているのです。この問題は、単なる運転マナーの話ではなく、道路整備や都市構造とも関わる社会的なテーマとして注目されています。


















