著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

われわれが食べる理由…それは「不快感」をなくすため

公開日: 更新日:

 私たちがご飯を食べる理由は、「食べるとおいしい(快感やご褒美と感じる)から」だとよく思われています。しかし、アメリカのハワード・ヒューズ医学研究所のベットリーらは、「お腹がすいているという不快感をなくすため」に食べているのではないか? という仮説のもと、マウスを使った実験を行いました。

 マウスの脳内には、「空腹を感じさせる神経」と「喉の渇きを感じさせる神経」が存在します。そこで、この特定の神経だけを光や薬で「オン(活動させる)」「オフ(活動を止める)」にするようにしたのです。例えばマウスが特定のフレーバーのエサを食べた時や、特定の部屋に入った時に、「空腹の神経」や「渇きの神経」を強制的にオンにするという具合です。

 そのうえで、自由に動くマウスの頭にとても小さな顕微鏡を取り付け、お腹をすかせたマウスの前にエサを置いたり、エサに似せた“ただの木の切れ端”を置いたりして、神経の反応をリアルタイムで観察しました。

 その結果、どうなったか?

「空腹」や「渇き」の神経をオンにされたマウスは、その時にいた部屋や食べた味を嫌がって避けるようになり、オフにしてもらうと、その部屋や味を好むようになりました。つまり、空腹の神経が働くだけで、マウスは「とても不快なこと」だと感じてしまうことが分かったのです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  2. 2

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  3. 3

    ド軍指揮官が佐々木朗希に「計算できない投手は要らない」…正念場のカブス戦で怖い「魔の三回」

  4. 4

    巨人・甲斐拓也「あと4年続く地獄」…FA入団2年目にして上にも下にも居場所なし

  5. 5

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  1. 6

    (5)梶原一騎は「極真の若いやつらが襲ってきたらドタマかち割ってやる」と特殊警棒を振り回した

  2. 7

    「再始動」報道続々の中居正広氏がカムバックする日 「悪名は無名に勝る」と業界が虎視眈々のワケ

  3. 8

    山﨑賢人が「ジョン万」に起用 NHK大河出演後は“大きなリターン”が待っている

  4. 9

    和久田麻由子アナがフジとTBSではなく日テレを選んだワケ 今週からついに新報道番組に登場

  5. 10

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病