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馳月基矢作家

長崎県生まれ。2020年、「姉上は麗しの名医」でデビュー。同作が第9回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受賞。他の作品に「拙者、妹がおりまして」「義妹にちょっかいは無用にて」「蛇杖院かけだし診療録」シリーズなど。

公開日: 更新日:
イラスト・しまざきジョゼ

 表でぶっ倒れていた峰太を、おりょうはおなつの手を借りて店の中に引っ張り込んだ。土間に茣蓙を敷いて、その上に峰太を転がす。顔色を見るに、やはり重篤な病ではなかろう。じきに目を覚ますはずだ。

「ありがと、おなっちゃん。手間をかけちゃったね。あとはあたしが何とかするわ」

… 

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【連載】江戸おんな職人余録 第五弾 九州庵、おりょう 皐月の薬膳帖

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