ガソリン補助金限界でも「節約は不要」と…引くに引けない高市首相「大言壮語」の呪縛

公開日: 更新日:

「私は経済活動も社会活動も今、止めるべきではないと思っている」──。もはや意固地の塊である。27日の参院予算委員会の集中審議での高市首相の答弁だ。令和石油危機に伴う原油高騰やナフサ不足、狂乱物価の再来に国民の不安は高まるばかり。電気や燃料などの節約要請を一顧だにせず、大言壮語の手前、引くに引けない高市首相の「クソ意地」に付き合わされるのはゴメンだ。

 集中審議で高市首相は、中東情勢の悪化を受けた緊急経済対策と財源となる補正予算編成について「現時点で必要な状況とは考えていない」と否定。聞かれてもいないのに「少し控えるように制限をかけたらどうか、との声もいただく」と節約要請をわざわざ取り上げ、その意見を「経済活動を止めるべきではない」と改めて切り捨てた。

 いずれも立憲民主党の森本真治議員への答弁。原油・ナフサの高騰や供給不足の影響で「工場の稼働時間短縮や公営バスの減便、連休明けには休業が増える」と具体的に指摘されても、高市首相は「推移を見ながら、必要な対応は打たせていただく」と語るのみ。堂々の傍観宣言である。

 高市首相はガソリン補助金の成果をことさら強調したが、財源は無限ではない。1リットルあたり一時約50円まで跳ね上がった支給額は直近で30円程度に収まったものの、財政負担を抑えるゴマカシが奏功したに過ぎない。

「支給額の算定基準を改めた効果です。日本のガソリン価格は中東産ドバイ原油に連動するのに、政府は突然より割安な北海ブレントに基準を切り替えた。その差額分は、石油元売り各社に“自腹”を切らせた格好です」(石油業界関係者)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    司忍、高山清司コンビによる「名門ヤクザ」コレクション

  2. 2

    高市首相に浮上する「サミット花道論」地方選で連敗、就任半年で激ヤセ&ふらふら…“辞めろデモ”も拡大

  3. 3

    国会前デモ「ごっこ遊び」揶揄で炎上の高市チルドレン門寛子議員 被害者ヅラで取材依頼書さらし“火に油”

  4. 4

    “激ヤバ”高市チルドレン門寛子議員が大炎上! 国会前ペンライトデモを「ごっこ遊び」と揶揄・嘲笑

  5. 5

    高市首相と麻生副総裁ついに亀裂か? 永田町がザワついた「焼き魚狂騒」の噴飯

  1. 6

    内閣支持率急落…高市“安倍イタコ”首相にチラつき始めた突然「ブン投げ退陣」の既視感

  2. 7

    豊中市長選も維新は1.5万票差の大敗…「大阪都構想」ガタガタの手詰まり感と消えゆく吉村代表の“神通力”

  3. 8

    維新・池畑浩太朗議員がまた大炎上!事務員の“迷惑駐車”で晴海フラッグ住民から大ブーイング→トンデモな言い訳

  4. 9

    高市政権が公約「消費税ゼロ」断念へ秒読み…党や政府内で「誰が口火を切るか」のチキンレース勃発

  5. 10

    高市自民「メディア嫌い」の何サマ? 首相はM7.7地震でも“塩対応”、小野田紀美氏&門寛子氏もSNSブロック乱発

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    迷走から一転…NHK朝ドラ「風、薫る」にヒットの予感が漂うワケ

  2. 2

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  3. 3

    ド軍指揮官が佐々木朗希に「計算できない投手は要らない」…正念場のカブス戦で怖い「魔の三回」

  4. 4

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  5. 5

    2学年上の櫻井翔に諭されて堀越高校に進んだ松本潤のかけがえのない出会い

  1. 6

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 7

    (5)梶原一騎は「極真の若いやつらが襲ってきたらドタマかち割ってやる」と特殊警棒を振り回した

  3. 8

    「風、薫る」で際立つ2人の“2世俳優” クズでも憎めない三浦貴大、変態紳士・高嶋政宏の下僕ぶりにハラハラ

  4. 9

    高市首相&進次郎防衛相がGWに早速「死の商人」外交 武器輸出解禁で殺傷兵器をトップセールス

  5. 10

    「再始動」報道続々の中居正広氏がカムバックする日 「悪名は無名に勝る」と業界が虎視眈々のワケ