ドイツはイスラエルの共犯との評価「ホロコースト後の機能不全」武井彩佳著

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「ホロコースト後の機能不全」武井彩佳著

 ウクライナ、パレスチナ、そしてイランと、戦後、国際社会が築き上げたルールが正面から破られ、違反者は意にも介さない。世界はなぜこのような機能不全に陥ったのか。本書は、ドイツとイスラエルに焦点を当て、ホロコーストを起点にして戦後世界の形成の過程を振り返るテキスト。

 ホロコーストが原因で国連はパレスチナの分割を決議し、イスラエルが生まれ、パレスチナ難民問題が発生。ドイツはナチズムを生んだ国の責任としてイスラエルに補償だけでなく軍事支援も行ってきた。その関わり方は公平無私なものではあり得ず、ドイツはイスラエルの共犯であるという評価さえ下されている。

 国籍・裁き・国際法・償い・言葉と認識という切り口からホロコースト後に世界秩序が再構築されてゆくプロセスを追う。 (KADOKAWA 1078円)

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