パンサー尾形「バラエティーは真剣に見ないで!」→じゃあ、どの程度かまえて見ればいいのか? 識者の見解
「尾形さんとしては、『台本に基づいていることを頭の片隅においた上で見てほしい』と言いたかったのではないかと思います。一般論になりますが、東京のテレビ局のバラエティー番組には綿密に作られた台本があることが多いように感じます。これらを総合して、バラエティー番組は前のめりにならず、『俯瞰して視聴する』という見方がいいのかなと思っています。もちろん『俯瞰しつつ』というのは、決して『冷めた目で』という意味ではありません。テレビの視聴を楽しむという点では『本気で』見ていいのです」
さらに影山氏は、関西のテレビ局で長年仕事をしてきたことによる「肌感」の意見をこう語る。
「傾向としては、関西のテレビ局よりも東京のテレビ局のバラエティー番組の方が、出演者は『演者』として振る舞う傾向が強いように感じます。東京の放送局が制作していた某人気バラエティー番組では、出演者が収録中にアドリブを放って爆笑を誘ったものの、すぐにスタッフから『なに勝手なことやってるんだ!』と叱責されたこともあると聞いています。関西ではこのような話は聞いたことはありません」