《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯
■「芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?」
映画「パッチギ!」の中では、こんなセリフも話題となった。
「芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?」
井筒監督はヒロインを決めるオーディションで、中村さんが役を射止めた理由として「芯の強さ」と「民族が背負ってきたものを生で知っていた」点を評価したとしている。
「彼女は自らのルーツと経験を糧に、役に命を吹き込んでいった。その生き様は闘病生活にも及び、重い病に見舞われても周囲に心配をかけまいと病名を伏せ、仕事を続けた。再発後も病気を熱心に勉強し、主治医から『仕事を続けて』と勧められるほど前向きでした。そして『やれることをやらなきゃ』とお母さんを温泉旅行に連れて行ったり、おいしいものを食べさせたりする親孝行も実践していたんです。本当に最期の瞬間まで、まさに『美しく優しさにあふれた笑顔』を絶やさず、家族と大切な時間を過ごしたのです」(同)
中村さんは生前、「日の当たらない人たちに光を当てる作品に関わりたい」と繰り返し語っていたという。


















