エロとオカルトの意外な接点…異色の“エロ怖い”漫画でタッグ組んだエモホラーの旗手とオカルト研究家に聞く

公開日: 更新日:

■角「“色情霊”も増えていくと思います」

 ──ラランドを見ながらっていうのはすごい。

 今は、セックスに関する情報があふれていて、なんでもバーチャルになっている時代だからこそ、直接、五感を使ったセックスの体験は、よきにつけ悪しきにつけ、一番記憶に残ると思いますね。だから今後、“色情霊”も増えていくと思います。「もっといい女とやりたかった」とかね。

 ──「エロチャクラ」が覚醒しないまま死んでいったわけですね。

文野 冥衣ちゃんもまさにそういうタイプで、最初は普通のOLなので、オカルトに興味のない女性でも読みやすいと思います。それがだんだん“性長”していくという……。

 ──主人公が可愛いと同時に、目玉がベロンと飛び出したり、結構グロいシーンがありますね。

文野 一話の中に、すごくエッチなシーンとすごく怖いシーンを必ず入れようと心がけています。あと角さんのオカルトの知識がすごいので、絵がズレてないか確認していただきながら描き進めています。

 文野さんの作画の力もお借りしつつ、ここまで本格的に「エロ×オカルト×OL」を扱った漫画は初めてではないかと。男性に限らず、女性の方にもぜひ読んでいただきたいですね。 

(取材・文=平川隆一/日刊ゲンダイ)

▽角由紀子(すみ・ゆきこ)(原作) 1982年東京都生まれ。上智大学文学部を中退後、編集者に。2013年にオカルト専門サイト「TOCANA」を立ち上げ、約8年間編集長を務める。自身のYouTubeチャンネル「角由紀子のヤバイ帝国」は登録者数30万人超。主な編集本に「見つけてください」(横澤丈二著/徳間書店)、最新刊に「引き寄せの法則を全部やったら、効きすぎて人生バグりかけた話」(扶桑社)などがある。

▽文野紋(ふみの・あや)(作画) 1996年神奈川県生まれ。2020年「月刊!スピリッツ」掲載の「君の曖昧」で商業誌デビュー。翌年「呪いと性春 文野紋短編集」を刊行し注目を集める。「月刊コミックビーム」で連載した「ミューズの真髄」(全3巻)は重版を重ねる人気作に。テレビ朝日「logirl」ではコラム「文野紋のドキュメンタリー日記」を連載するなど、多ジャンルで活動。X(旧Twitter)のフォロワーは約7万人。

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