渡辺周
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渡辺周「ワセダクロニクル」編集長

1974年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、日本テレビに入社し、2000年から朝日新聞。高野山真言宗の資金運用や製薬会社の医師への資金提供の実態をスクープしたほか、原発事故後は長期連載「プロメテウスの罠」取材チームの主要メンバーとして活躍した。2016年3月に退社、ニュース組織兼発信媒体「ワセダクロニクル」の編集長に就任。

マスコミ批判は苛烈も…言葉だけ躍る首相就任後の安倍晋三

公開日: 更新日:

プルトニウム製造係長 竹村達也さん

 1972(昭和47)年、茨城県東海村の動燃(現・日本原子力研究開発機構)で働く科学者・竹村達也が失踪した。大阪大学工学部を卒業し、米アルゴンヌ国立研究所にも留学、帰国後はプルトニウム製造係長も務めていたエリートだ。その後、竹村の名前は警察庁の拉致関連リストに登場する。

 竹村達也の名前が、公開捜査のために警察庁のホームページにアップされたのは2013年である。安倍晋三が首相になって拉致問題の解決を最重要政策に掲げたからだ。

 安倍は政治家になってから、拉致問題に力を入れてきた。初当選から4年後の1997年には衆議院外務委員会で、政府やマスコミの拉致問題への取り組みが不十分だと批判している。

「拉致疑惑については、もう既に随分前から世の中ではそういううわさはありました。また、私の父の支援者のお嬢さん、有本恵子さんという方も実は拉致をされているわけであります。そのことは早く知っていたわけでございますが、残念ながら、今までマスコミもこのことは取り上げてこなかったというのも事実でございますし、また政府全体としても正面から取り上げてこなかったのもそれは事実であると私は思います」

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