“若返り薬”ペプチドの直接投与が米国で大ブーム…今後規制緩和となるか
若返りや筋肉増強、けがからの回復に劇的な効果があるとうたわれ、代替医療やウェルネス業界、インフルエンサーの間でブームを巻き起こしている「ペプチド」をめぐり、米国食品医薬品局(FDA)が難しい判断を迫られています。
ペプチドとは、複数のアミノ酸が短い鎖状につながった化合物の総称です。体内ではホルモンや細胞間の情報伝達など、種類によってさまざまな役割を果たします。アンチエイジング化粧品などに含まれている成分を連想する人も多いでしょう。
しかし、アメリカでブームになっているペプチドは、筋肉修復、代謝の向上、若返りなどを目的に、注射や点鼻によって体に直接投与されます。7月下旬、FDAの諮問委員会は、安全上の懸念からこれまで使用が制限されていた7種類のペプチドのうち6種類について、薬局が調剤薬の原料として使用できるよう推奨しました。
しかしFDAの科学者たちは、これらの化合物に関する安全性および有効性のデータが不足していると警告しています。6種類のペプチドのうち最も人気があるのはBPCー157で、人間の胃液の成分をもとに設計された人工の合成ペプチドです。FDAでは、潰瘍性大腸炎役の調剤原料として検討されました。しかし、オンラインやウェルネス市場では、腱や筋肉、関節の損傷を早く回復させる「再生ペプチド」として広く販売されています。


















