「脱腸」は放置してはいけない! 男性の3人に1人が発症…ある日突然激痛、緊急手術のケースも

公開日: 更新日:

 男性の27~43%(3人に1人)が生涯に発症する病気、それが「脱腸(鼠径部ヘルニア)」だ。年間13万~15万件の手術が行われており、日本で最も件数の多い外科手術とされる。聖路加国際病院消化器・一般外科の嶋田元医長(ヘルニアセンター長)に知っておくべきことを聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 手術日を決めて病院から帰る途中、激痛に襲われそのまま緊急手術になった──。嶋田医長のもとには、そんな患者もいたという。

「鼠径部ヘルニアは、足の付け根(鼠径部)の腹壁が弱くなり、皮膚の下に腸などの内臓が飛び出してくる病気です。飛び出た腸は通常、横になったり手で押したりするとお腹の中へ戻るのですが、何らかの原因で入り口に挟まって戻らなくなる『嵌頓』を起こすことがあります。入り口で血管ごと締め付けられて血流が止まることがあり、放置すると腸が壊死し、腹膜炎や敗血症を起こして命に関わる状態になります。だからこそ緊急手術が必要となります」

 いつ嵌頓が起こるかは、予測がつかず、予防策もない。緊急手術となると、通常の手術(予定手術)と比べて死亡率が高くなり、「予定手術の26倍」という報告もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日向坂46「ひなたフェス」中止でもファンは宮崎へ「43億円」を動かした“推し活地方創生”の底力

  2. 2

    令和版『八つ墓村』にはこれまでにない「2つの見どころ」あり Jホラーの名匠と新・金田一耕助が魅せる

  3. 3

    「橋上代行昇格は絶対ない」 巨人来季監督に浮上する松井秀喜氏、高橋由伸氏に次ぐ「第3の男」

  4. 4

    青学大の4年間は「ひたすら駅伝を目指す」だけじゃない 今夏は初の海外合宿に踏み切った

  5. 5

    巨人・阿部前監督が球団復帰へ着々 「辞任4カ月での出戻り」は毒になるか、薬になるか

  1. 6

    佐々木朗希の最悪すぎる“退団劇”…ロッテから優秀スタッフ3人を引き抜き、大顰蹙を買っていた

  2. 7

    元関脇嘉風・中村親方〈1〉なぜ「朝稽古をしない」のか? 角界の常識から“あえて外れる”部屋づくり

  3. 8

    桑田真澄氏の発言が波紋 巨人の内部事情暴露のやけっぱち…来季監督の芽は完全消滅か

  4. 9

    六代目との抗争終結で勝ちどきをあげているのは絆會

  5. 10

    コメ農家廃業ラッシュ&米国産ジャガイモ輸入解禁に生産者猛反発! 農水省にはブーイングの嵐