(43)群馬藤岡のうま酒探訪
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当連載の前々回に、山梨の酒蔵を訪ねたときのことを書いたが、今回も同じシリーズの連載中に訪ねた酒蔵の酒について語りたい。訪ねたのは群馬県藤岡市にある松屋酒造。ここでは「流輝」という新たな銘酒造りに取り組んでいた。2017年の夏のことだ。
酒の名は「るか」と読む。さらさらと流れて、きらきらと輝く酒──。そんなイメージだろうか。もとは、蔵元杜氏の松原広幸さんが息子さんにつけようとしていた名前だと、取材時に伺った。
酒蔵を巡るこの連載は1年に及んだが、その間、蔵を訪ねる前に必ずその蔵の酒を予習していた。「流輝」を教えてくれたのは東京多摩市の小山商店の社長だ。松原さんが「流輝」の第1号を小山さんに持参したとき、ともにうまい酒を造ろうと松原さんを激励したのが小山社長だった。
















