「米国産ジャガイモ」輸入解禁は“トランプ対策”? 恐怖の病害虫で産地壊滅&自給率低下リスク

公開日: 更新日:

 国産ジャガイモが危機にさらされている。

 日本への輸入が禁止されている米国産の生食用ジャガイモをめぐり、日米両政府が解禁に向けて手続きを進めていることがわかった。現状、病害虫の侵入を防ぐため、ポテトチップス向けの加工用に限り、輸入を認めているが、生食用にも広げようというのだ。

 米国は第1次トランプ政権下の2020年に、生食用ジャガイモの解禁を日本に正式に要請した。トランプ政権は昨年4月の関税交渉でも、輸入解禁を迫っていた。そのため、今回の動きは、米国との貿易交渉における“トランプ対策カード”と見る向きもある。

 農水省に取材すると、「米国からの要請を受け、病害虫リスク評価を実施している」(消費・安全局植物防疫課の担当者)と答えた。

■国内食糧事情に多大な悪影響

 生産者が懸念するのが、まさにその病害虫リスクだ。生食用ジャガイモは種芋に転用できるため、米国で発生している「ジャガイモシストセンチュウ」という病害虫が、国内の畑に侵入する恐れがあるのだ。

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