錦織「体もテニスも調子いい」 6年連続で全豪初戦突破
4大大会の今季初戦は危なげなかった。
テニスの全豪オープンが18日、メルボルンで開幕。世界ランク7位の錦織圭(26=第7シード)は男子シングルス初戦で同34位のフィリップ・コールシュライバー(32=ドイツ)と対戦。ストレート勝ちし、同大会6年連続の初戦突破を果たした。
大会前に「実力はある。シードでもおかしくない」と警戒していたベテランを相手に立ち上がりから圧倒。第1セットの1ゲーム目をラブゲームでキープ。5-4で迎えた10ゲームは追い付かれた直後に相手のミスを誘う巧みなショットで連取し、この試合初めてのブレークに成功。1セット目を先取した。
「タフな相手だったので、おかげで集中してできた」と振り返った通り、最後まで試合の主導権を渡さない。
第3セットは200キロを超える相手のサーブにてこずるなど、連続でサービスエースを奪われるシーンも目立ったが、終盤は長いラリーを制する粘りを発揮。セットカウント5-3の第9ゲームはフォアハンド、ボレーと相手を翻弄し、最後はリターンエースで振り切った。
試合後の錦織は「(オフシーズンの)6週間はいい準備ができたので、体もテニスも調子がいい。いいプレーができているので、このまま続けていきたい」と満足そうに話した。
なお2回戦は同103位のオースティン・クライチェック(25=米国)と対戦する。