一発勝負のJ1昇格プレーオフ 26日準決勝2試合の見どころ
Jリーグの試合で一番オモシロイといわれているのが、一発勝負で行われる「J1昇格プレーオフ(PO)」である。
今季のJ2を制した湘南、2位の長崎のJ1自動昇格は決定済み。残る昇格枠は「1」。26日の準決勝で今季3位の名古屋が6位の千葉を、4位の福岡が5位の東京Vを地元スタジアムに迎え、勝者が12月3日に決勝を戦い、J1昇格最後の3チーム目が決まる。
J2降格1年目の名古屋は、風間監督のポリシーでDFに攻撃的な選手を起用するなど、イケイケサッカーを展開。総得点85はリーグでダントツの数字である。対する千葉は、リーグ終盤7連勝でPOに滑り込んだ。
「チームの総合力を比較して名古屋有利と予想します。しかし、今季の名古屋は千葉相手に2連敗を喫し、大の苦手としている。3月に千葉とのアウェー戦を落とし、今月11日のホームでの千葉戦は、後半のわずか11分の間に3失点。千葉の激しいプレスに攻撃陣も沈黙してしまい、9試合ぶりの無得点試合と完敗を喫した。このマイナスイメージを名古屋の選手は払拭できているか? これが勝敗のカギを握る」(サッカーダイジェスト元編集長の六川亨氏)