台湾の金の卵が日本プロ球団を“品定め” 判断基準は「カネ」だけじゃない
先輩の孫はモデルケースとして成功例になりつつある。23年に日本ハムと育成契約し、25年に支配下へ。今季は一軍で20試合に登板して2勝1敗、防御率2.83、6ホールド。20歳で一軍戦力になった。
同じ穀保家商からはソフトバンクの張峻瑋、楽天の蕭齊も日本へ渡った。張は今季二軍で5勝1敗、防御率2.50をマークして支配下入り。蕭はまだ育成段階にある。台湾のトップアマにとって、「日本でプロ入りし、一軍を目指す」というルートが王道になりつつあるのは確かだ。
台湾球界もこれを注視している。台湾紙「聯合報」によれば、楽天モンキーズの古久保健二監督は、かつて台湾の高校生は米国志向が強かったものの、現在は日本も進路の有力な選択肢になっていると指摘。その背景として、NPBの育成システムが充実し、契約条件もMLB球団との差が以前より縮まっていることを挙げている。
一方、台湾スポーツメディア「TSNA」によれば、元巨人の呂明賜氏(61)は、可能なら育成契約ではなく支配下契約で日本へ行く方がいいとの見方を示している。育成では競争が激しく、一軍までたどり着けずに帰国するリスクもあるからだ。


















