• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「土偶のリアル」譽田亜紀子著 武藤康弘監修 スソアキコ絵

 山梨県の甲府盆地東部に釈迦堂遺跡群と呼ばれる大集落の遺跡がある。ここには1116個もの割れてバラバラになった土偶があることで知られている。なぜなのか。

 そもそも「割る」ために作られたという説。割ったものを一つずつ持ち帰って、お守りのように所有したのではないか。なにか揉め事が起こったときに、和解の証しに両者が土偶の破片を所有したとも。さらに、安産祈願などの願いを込めて土偶を作るけれども、願いという執着が心と体をがんじがらめにしてしまわないために、あえて壊すことで固くなった心を解放したのではないか。

 国宝・縄文の女神から遮光器土偶まで、資料とカラー図版を多数収録し、縄文人の心に分け入る17の物語。(山川出版社 1500円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ブームが去って「残念!」…ギター侍・波田陽区さんは今

  2. 2

    学長会見は“ガキの使い” 日大理事長が絶対表に出ない理由

  3. 3

    元財務省・田中秀明氏 官僚の「政治化」が生んだ忖度体質

  4. 4

    石原さとみに未練か “決断できない男”山下智久に心配の声

  5. 5

    天敵の籠池氏保釈で“劇場”再燃 高まる「6.20会期末解散」

  6. 6

    TVから消え10年超…小橋賢児さんイベント仕掛人になるまで

  7. 7

    田中圭「おっさんずラブ」 女性ファン狂喜乱舞の“肉体美”

  8. 8

    遺族の感情逆なで 堀内議員“高プロ”強行採決で大ハシャギ

  9. 9

    日ロ会談は成果ゼロ プーチンに見切られた安倍首相の末路

  10. 10

    テレ朝の刑事ドラマを追撃 “ダークな二宮和也”の心意気

もっと見る