マシンガンズ滝沢が作家デビュー「きっかけはゴミ収集バイト」

公開日: 更新日:

 3月6日に発売された小説「かごめかごめ」(双葉社)が話題だ。お笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一(37)の作家デビュー作で、昨年「E☆エブリスタ電子書籍大賞」の双葉社賞を受賞した小説「鬼虐め」を改題し加筆修正したものである。

 ある女性をストーキングしていた主人公が、ある時から追われる立場に変化するというサスペンスホラー。滝沢は作家デビューが〝長年の夢″だったようで、7、8年前から年に1~2本文学賞に応募していたという。

 99年にコンビ結成。立ち位置は左で金髪のほう。相方の西堀亮とはカルチャースクールでお笑いを学んでいたときに出会ったそうで、07年、08年には「M―1グランプリ」準決勝進出、12年「THE MANZAI」認定漫才師に選ばれている。

 お笑い評論家のラリー遠田氏が言う。
「スタイルは、ボケとツッコミといった一般的な役割分担にこだわらず、両者が激しく世間への不満を大声でがなりたてる『Wヒガミ漫才』。ネタの種類は豊富で、ネタ中身が多少変わっても、2人が荒々しく叫び続けるというところだけは変わらない。漫才では、どちらかというと西堀さんのほうが中心になってしゃべっていますが、文才があるのは滝沢さんのほう。マシンガンズ名義で11年に出されたエッセー『女はみんな同じ教科書を読んでいる。』でも、本文を執筆しているのは滝沢さん。本質を突く洞察力と粘り強い思考力に裏打ちされた文章には、独特の味わいがあります」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾