海原かなたさんの酒人生 “おごり、おごられ”先輩との縁

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 退院してからは遠くまで飲みに行けないので、1人で行ける近所の店を見つけて飲んでます。

 しゃべるのが好きだから、近所の人が来る10人くらい入れる小さな居酒屋ですわ。そこで生ビール2~3杯くらい。

■初めて酒に誘ってくれた先輩と再会

 酒のエピソードで紹介したい先輩がいます。24歳で師匠から独立してすぐ、梅田のトップホットシアターに出ました。そこで役者の三善雅夫という方が「飲みに行こう」と。私を誘ってくれた初めての先輩。私より2歳上かな。それ以来よく飲ませてくれて。

 長い間お会いしませんでしたが、縁があってある劇場で再会して。私らコンビがちょっと顔が売れた20年ほど前から「私がこの世界で最初に飲みに連れてってくれたおにいさんですから、お返ししますわ」と私がおごるようになりました。先輩はいつも「おまえ、儲けてるやろ。飲みに連れていけ」と冗談で言い「後輩の私がおごりますわ」と、よく飲みに行っていました。


 近年、先輩が老人ホームに入り、私は面会に行ってました。腰の手術でしばらく行けなくなったけど、杖をついて歩けるようになったら、いきなり面会に行って脅かしましてね。

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