(2)高齢者は「かむ力」が弱くなると転倒しやすい

公開日: 更新日:

 今年6月、都内で「かみ合わせは健康の礎-スポーツと歯の関係」(日本顎咬合学会主催)という公開フォーラムが開催されました。

 より多くの人にかみ合わせの大切さとスポーツ歯学を知ってもらおうという趣旨で、冬季五輪5大会出場の上村愛子さんらが登壇しました。主催した日本顎咬合学会の金沢紘史理事長はこう話します。

「一般の人は普段あまり意識しないかもしれませんが、かみ合わせは全身の健康と密接に関わっています。姿勢や筋肉のバランス、運動にも影響しているとされています。たとえば、高齢者の介護の要因になるロコモ(歩く、立つなどの運動機能が低下した状態)やフレイル(加齢による心身の衰え)は、かむ力を保つことが予防になりますし、逆にかむ力が弱くなると転倒しやすくなります」

 金沢理事長によると、愛知県の高齢者の追跡調査では、歯がほとんどなく、入れ歯も入れていない人は、歯が20本以上ある人に比べて、転ぶリスクが2.5倍も高くなるそうです(厚生労働科学研究「歯数・義歯使用有無と転倒リスク」)。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 2

    愛子さまが8月に伊勢神宮「式年遷宮」視察へ 将来は「祭主」を継ぐ可能性も

  3. 3

    検察組織は落ちるところまで落ちた 東大法卒の「特捜部エース」が“ヒモ”とは…世の中真っ暗闇

  4. 4

    三山凌輝「裏切り愛」でも愛娘・趣里に離婚を勧められない水谷豊&伊藤蘭の悲痛

  5. 5

    眞鍋かをり「愛子天皇待望論」は“陰謀論”発言が波紋…高学歴タレントコメンテーター生き残りの厳しい現状

  1. 6

    「ブルーカラー・ビリオネア」には到底なれない…60代の元ブルーカラーは今無職

  2. 7

    来春の統一地方選の争点は「皇室典範」再改正で決まり 高市内閣支持率急落で野党にも一筋の光明

  3. 8

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  4. 9

    一番驚いているのは自民に入れた有権者 「数の力」をなぜ、こんなバカげたことばかりに使うのか

  5. 10

    今夏の専大松戸の継投策が「エース→2番手」ではなく「2番手→エース」の理由…いざ千葉県大会決勝へ