「脳梗塞」夏の備えと治療最前線…サインを見逃さないための合言葉「FAST」とは?

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 2018年に63歳で亡くなった歌手の西城秀樹さん。生涯に2度、脳梗塞を発症しており、最初は「ラクナ梗塞」、2度目は「アテローム血栓性脳梗塞」だったとする報道もある。これらの脳梗塞は、夏に注意すべき病気だ。この脳梗塞、世界では新薬による治療が始まり、日本でも承認が間近になっている。夏の備えと治療の最前線について、国立循環器病研究センター副院長の豊田一則医師(脳血管部門長)に話を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞は、主に動脈硬化の進行で起こる脳梗塞だ。ラクナ梗塞は脳の細い血管が詰まり、アテローム血栓性脳梗塞はコレステロールなどの塊(アテローム)が太い血管を狭めて起こる。どちらも背景に高血圧をはじめとする生活習慣病がある。

「高血圧が原因の病気、例えば脳出血、くも膜下出血、心筋梗塞などはいずれも血圧が上昇しやすい冬に発症リスクが高まります。ところが脳梗塞の中でも動脈硬化性のタイプは、夏もリスクが高いのです。その大きな理由として脱水で血栓ができやすいことが挙げられます。脳梗塞予防のために、水分を意識してこまめに取るようにしてください」

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