(4)「マウスガード」を装着しないと外傷リスクが2倍になる
今年の夏はサッカーW杯だけでなくラグビーの国際大会(ネーションズチャンピオンシップ2026)が行われています。激しいコンタクトと瞬発力を要するラグビーでは、中高生はマウスガードの装着が義務付けられています(その他は推奨)。2019年に日本で開催されたラグビーW杯では、ウイングの福岡堅樹選手が歯科医の父親が作ったマウスガードをつけて話題になりました。
マウスガードの装着が義務付けられているのはラグビー以外にもボクシング、アメフト、ラクロス、ホッケー、アイスホッケー、空手(一部団体)などですが、競技人口の多い野球やサッカー、バスケットボールでも口腔外傷は少なくありません。
「学校の部活でも口腔外傷で歯を失う例が見られます。特に、中学生のバスケットボールや高校生の野球では上の前歯の損傷が目立ちます。中高生では部活などの課外活動時に多く発生しており、以前、選抜高校野球で捕手が送球を顔面に受け、前歯が2本抜け落ちるという事故がありました。選手にとって外傷はパフォーマンスを低下させるだけでなく、その後も影響が続きます。特に中高生は影響が長く続くため注意が必要です」


















