著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

ダイナブックAI・PCは1台90万円! それでも確実なニーズが存在する理由

公開日: 更新日:

 最近、Dynabook(ダイナブック)の発表会で展示されていた新製品の価格を聞いて驚いた。なんと90万円。いくらメモリー(記憶素子)相場が急騰しているとはいえ、高過ぎないかと突っ込んでしまった。

 しかし、本当の理由は別だった。高価な理由は、このマシンが「外部と通信せず、単体で高度なAIを動かせるノートPC」だからだ。

 現在普及しているAIの多くは、ネットを介してクラウド側で処理を行う。特定の用途に特化したAIの能力はすさまじく、私も使う文字起こしAIの正答率は98%以上を誇る。

 一方で、懸念もある。クラウド型のAIは、使用履歴(プロンプト=指示文)を見れば「その人がいま、何を考えているか」が筒抜けになる点だ。

 企業の機密情報や国家を揺るがす研究の痕跡を外部につかまれないためには、ネットワークから遮断された、自分だけの「生成AI」が必要になる。機密を保てるオフラインで使えるからこそ、90万円という破格の値がつくのだ。

 明確な定義はない。高性能なCPU(中央演算処理装置)やGPU(画像処理装置)に加え、AI処理に強いNPU(ニューラル処理装置)を積み、大容量メモリーを持つPCが「AI・PC」と呼ばれる。これだけのパーツを詰め込めば100万円近くになるのもうなずける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    キムタク「千葉2000万円」vs 中居正広氏「能登3000万円」…芸能人義援金ランキングと、本当に問われていること

  2. 2

    萩本欽一〈57〉初告白 生死を彷徨った三男の命を救った医師との秘話/横山医院開業資金と運命の再会

  3. 3

    松下奈緒「アナログナース」2ケタ発進も…「ドクターX」「トラベルナース」頼みが生む魅力とジレンマ

  4. 4

    中森明菜が口にした“幻のレコ大3連覇”と大賞の行方…紅白で再燃しそうな近藤真彦との40年の因縁

  5. 5

    松井秀喜は優勝旅行にバット持参 初日の夜から汗だくでスクワット「凄い。こいつには勝てないわ」

  1. 6

    在宅死の高い壁をどう克服するか…5~6割が「最期は自宅で」と希望しても実際は2割に満たず

  2. 7

    先輩のオレを“ただの運転手扱い”も…チームの仲間ですら松井秀喜は「特別な人間」という意識があった

  3. 8

    高市首相G7欠席が招く最悪事態…EUにEV優遇策「日本車除外案」、実施なら国産自動車メーカー大打撃

  4. 9

    (3)吉田正尚が松井巨人“ご祝儀補強”に急浮上! 年俸28億円の大物獲りで問われる球団の本気度

  5. 10

    (1)松井秀喜監督で“淘汰される選手” 「確率が高いものを大切に。守備走塁は100%」の真意

おすすめ求人情報

Sponsored by 求人ボックス