経済学者・成田悠輔氏の「高齢者の集団自殺」発言 日本メディア“ガン無視スルー”のなぜ

公開日: 更新日:

 テレビ番組で見ない日はないのではないか。イェール大助教授で経済学者の成田悠輔氏(38)のことだ。「おでん眼鏡」と呼ばれる「〇」と「▢」型の眼鏡をかけ、淡々とした口調で話をする人物といえば、「ああ、あの人か」と思い出す人は多いだろう。

 その成田氏が改めて「世界」で注目され始めている。といっても「ブラボー」と絶賛されているわけではない。成田氏が過去に、高齢化や少子化にともなう人口減少の問題について、「僕はもう唯一の解決策ははっきりしていると思っていて、結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなものではないかと」などと発言していたことが再び取りあげられ、日本国内で批判の声が出ている――と、欧米メディアが相次いで報じているのだ。

 米ニューヨーク・タイムズ紙は、<イェール大学の経済学教授が、急激に進む日本の高齢化社会の対処方法について、「唯一の解決策」として「高齢者の集団自殺である」と語った>――などと報道。これを機に英大衆紙のデイリー・メールや、同一般紙テレグラフなどが成田氏の発言を次々に取り上げたため、SNSなどを通じて世界中に「成田発言」が拡散される事態となった。

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