女子自転車レース、ブラで速くなる? 世界最高峰「ツール・ド・フランス・ファム」で物議

公開日: 更新日:

 9日まで開催された女子自転車ロードレースの最高峰「ツール・ド・フランス・ファム」で、「胸の形を変えるブラジャーパッド」が不正行為に当たるのではないか、として騒動になった。

「チェスト・フェアリング(胸部の空気抵抗減)」と呼ばれる手法で、ブラにパッドなどを入れて胸部を大きくすることで空気の流れを整え、空気抵抗を減らす行為だ。先月、オランダの自転車専門メディアがこの疑惑を報じて、国際自転車競技連合(UCI)に調査を求めていた。

 専門家によると、胸部の形状を変えることで空気抵抗が最大3.6%低減される可能性がある。約20~30キロのタイムトライアルでは数秒~十数秒の短縮につながる場合もあり、勝敗を左右しかねない。

 UCIは以前から、不要な衣類や付属品で体形を変え、空力性能を高めることを規則で禁止している。しかし、女性選手は体形やスポーツブラの仕様に個人差が大きく、違反かどうかの判断が難しいという。

 こうした事態を受け、ツール・ド・フランス・ファムの主催者とUCIは、今月4日の個人タイムトライアルから服装検査を強化。現時点で、違反が確認された選手や処分を受けた選手は公表されていない。写真(ロイター)は今月3日、大会ステージ3でのひとコマだ。

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