京都駅東部エリア、芸大移転が流れを変えた、生まれ変わった崇仁地区を回廊でめぐる

公開日: 更新日:

 全国各地で開発が相次ぐ中、関西の中核都市である京都と神戸も例外ではない。再開発計画が目白押しで、注目はターミナル駅の京都と三ノ宮の駅前だ。それぞれの現場をチェックすると、面白そうな近未来が見えてくる。

  ◇  ◇  ◇

 JR、私鉄、地下鉄が乗り入れるビッグターミナルの京都駅でも、大規模な再開発ラッシュが起こっている。たとえば、JR西日本と京都市による駅そのものの大規模改修で、西口改札の西側へ4つの自動改札機などをそろえた橋上駅舎を増設し、駅の北側につながる幅6メートルの自由通路を新設する。事業費は約195億円。訪日客などでごった返す駅構内の混雑緩和を見込み、2031年度の使用開始を目指す。

 京都駅の表玄関と呼ばれる北側の烏丸口には、京都駅ビルや大規模地下街、京都タワー、京都中央郵便局といった象徴的な施設や公共施設、企業や金融機関のビルが並び立つ。そのうち郵便局や隣接する立体駐車場が、地上14階・地下4階の複合ビルに建て替わる。商業施設、ホテル、オフィスなどが入居するほか、1階にバスターミナル機能を持たせ、2029年度の開業予定だ。さらにランドマークの京都タワーも、京阪ホールディングスによる建て替えが検討されている。

 そんな中、大きな注目を集めているのが、駅の南側に位置する八条口から東側に延びるエリアの再開発だ。これまでほとんど手をつけられていなかったが、2023年に京都市立芸術大学が西京区から移転したのを皮切りに、同大の隣接地に8階建ての複合施設「共創HUB京都」(仮称)が整備される。学生寮や賃貸マンション、龍谷大キャンパスなどが入る予定で、来年度の開業を目指して工事が進む。

 今年秋には、JR東海グループが世界最大のホテルグループと進めてきた地上9階・地下1階、客室数270の「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」がオープン。2028年にはこちらもJR東海グループが推進する大規模な複合ビルが開業し、24時間営業の大型スーパーや貸会議室、大手企業の本社機能が移転する予定だ。

 さらに地元の不動産企業がマンションとスーパーの複合開発を計画し、2025年にオープンしたデジタルアートミュージアム「チームラボ バイオヴォルテックス京都」は1日に4000~5000人の来場者が訪れるなど人気を集めている。世界的な美術家・村上隆氏のスタジオ建設も進行中だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハム新庄監督「来季続投の6年目突入」に現実味…V逸決定的になる中で注目されるその去就

  2. 2

    永瀬廉のファンミに不満の声…King & Prince分裂後の"集金アイドル"活動とちらつく結婚

  3. 3

    「橋上代行昇格は絶対ない」 巨人来季監督に浮上する松井秀喜氏、高橋由伸氏に次ぐ「第3の男」

  4. 4

    ソフトバンク山川穂高が“戦力外”へ崖っぷち…3カ月ぶり復帰即スタメンは「最後通告」

  5. 5

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  1. 6

    女優・朝岡実嶺さん15年ぶりに舞台出演「亡き夫はどこかで見守っていると思います」

  2. 7

    「卵」を食べる頻度が高いほど認知症の発症リスクが低くなる

  3. 8

    円急騰でFX大損「逆張り」投資家が死屍累々…今や市場は月間1000兆円規模で世界最大級

  4. 9

    福山雅治「不適切会合」問題ほぼノーダメージでTVジャックのウラ…中居正広氏らとは「次元が違う下ネタ」とは

  5. 10

    板野友美“匂わせ”NY一人旅?反射したガラスに男の姿が…