元自衛官・五ノ井里奈さんは今、スコーン屋をやっていた! 「無心になれる」現在の職について本人に聞いた

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「今の仕事を選んだ最大の理由は……『無心になれる』ってことですかね」

 こう語りながらほほ笑んだのは、元自衛官の五ノ井里奈さん(26)。自身が陸上自衛隊所属中に受けた性被害を2022年に告発し、23年12月には加害者3人への有罪判決が出たほか、今年1月には国との和解が成立し、刑事と民事両面の裁判が終結。長い戦いを経て本人がたどり着いたのは「スコーン職人」という職業だった。

 五ノ井さんが働いているのは、西武池袋線中村橋駅から数分の所にある「ザ・スコーンズ・ミャオ」という菓子店。入居しているのは駅商店街にある小さなビルの2階だ。扉を開けてすぐのところにある階段を上ると、スコーンの香ばしい香りが漂う3畳ほどのフロアにたどり着いた。スコーンの色にちなんだのか、黄色を基調とした室内に置かれた商品ケースの向こうに五ノ井さんの姿はあった。

 裁判終結後、五ノ井さんが次のキャリアとして選んだのが、スコーン職人だった。その勤務先は、元々は自らが客として訪れていた同店。職探しの際に、ふと、スコーンのおいしさを思い出してダメ元で求人を探してみると、折よく従業員を募集していることが判明。「勇気を出して連絡して面接してもらい、入社しました。修行を積んで、現在は店長を務めさせていただいています」と、五ノ井さんは語る。

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