デジタルの未来(2)「AIは世界をどう変えるのか?」ドワルケシュ・パテル著 株式会社クイープ訳

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 デジタルの未来は混沌として先行き不透明。類書も続々だ。

  ◇  ◇  ◇

「AIは世界をどう変えるのか?」ドワルケシュ・パテル著株式会社クイープ訳

 いまや世界のデジタル事業にはインド系の人材が欠かせない。本書の著者はインド系アメリカ人の作家でポッドキャスター。人工知能や科学について、世界の専門家たちを相手に長いインタビューを放送するネット番組を主宰し、「タイム」誌から「最も影響力のあるAI分野の100人」の中に選ばれた。

 AIはデータを大量に入力したらシステムが自然と思考するようになって登場したという。その原理は実はよくわかってない。しかし知能の正体は単純という。いまから90年前、イギリスの数学者チューリングが自動計算機械の数学モデルを作った。この「チューリングマシン」で探索を重ね、個別のタスク(用途)に適用しているだけ。あらゆるタスクに適用できるような万能のマスターアルゴリズムなどはないという。

 こうした原理の話を20人の有識者たちとの対話から引き出す。本書ではそれらの会話を部分ごとに断片化し、まるで著者が司会をする複数の座談会のような形式にしてある。 

(翔泳社 3080円)

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