「田鎖ブラザーズ」最終回で“神ドラマ”認定なるか?《重すぎる》批判の中で問われる新井順子Pの“真価”
「リアタイ視聴層向けなら、もっと説明的場面があってもいいんですが、あえてそうせずに作品世界を作り上げています。初回を見た時に『これはスマホみたいな小さい画面や倍速再生で見るのを許さないタイプだな』と思いました。テレビはいろんな見方があっていいんですが、このドラマに関しては“集中”を要求してくる。それを“重すぎる”と受け止める視聴者もいるのは仕方がないでしょう」
両親を殺されたきょうだいが真相を追うというモチーフは、東野圭吾の原作をドラマ化した「流星の絆」(2008年TBS系)と共通する。それを引き合いに《「流星の絆」に似てるけど、あっちのほうが面白かった》といった声も少なくない。
「詐欺師と警察官という違いこそあれ、確かに共通点はありますね。ただ、宮藤官九郎さん脚本の『流星の絆』は、原作の重さを緩和する遊びが随所にありました。街角でコンドームを配る20歳くらいの戸田恵梨香さんが『私も使ってまーす♪』と口にするとか。一方、『田鎖』は“家族”“喪失”“後悔”“真相”“人間の業”をひたすら描き続けているので、見応えはあるけれど、息苦しさを感じる人もいる。森山直太朗さんの主題歌も内容とリンクしていて素晴らしいんですが、意味や主張が強すぎるゆえに、視聴者を追い詰めてしまうよう一面もあったのでは」(前出の亀井徳明氏)


















