腎臓病(3)腎機能を低下させない運動…たったひとつのポイント

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「年を取る」こと自体が腎臓を悪くする要因--と言うのは、腎臓リハビリテーションの第一人者である上月正博医師(東北大学名誉教授・山形県立保健医療大学理事長・学長)だ。加齢だけでも誰の腎臓も少しずつ弱っていく。実際、慢性腎臓病は高齢者ほど多く、75歳以上で3人に1人が発症するといわれる。今日からできる腎機能を低下させない方法は?

  ◇  ◇  ◇

「ぜひ今日から始めていただきたいのが、運動です」

 上月医師は、こう断言する。「運動は腎臓病にはNG」が長らく常識だった。運動は腎臓に負担をかけ症状を悪化させると考えられており、医師は腎臓病患者に「安静第一」と言うのが常だったのだ。上月医師らは2001年、“腎臓病の常識”を覆す論文を発表した。

「適切な運動が腎臓を守る効果があることを動物実験によって証明したのです。その後、ヒトを対象にした臨床試験でも、適切な運動が腎機能の低下を防ぎ、体力向上や生活の質(QOL)を改善することが明らかになりました」(上月医師=以下同)

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