イオンモール熊本の爆発で女性2人死亡…「売上金を金庫に」と指示した雑貨店の致命的判断ミス
会社からの指示がなければ、2人は命を失わずに済んだのではないか。
最大震度7の地震により、「イオンモール熊本」でガス爆発が起こり、テナントの雑貨店の女性従業員2人が死亡した事故。雑貨店の運営会社「ハビタ」の上野景真社長(43)と湯瀬剛二営業部長が2日夜、爆発で命を落とした大竹玖瑠美さん(22)の通夜に参列し、遺族に謝罪した。遺族らは「許さんけんね」と憤り、大竹さんの母親は「娘は帰ってこないんですよ。止めて欲しかったです。帰れって言って欲しかったです」と、涙を流しながらやりきれない思いを訴えた。
湯瀬営業部長は、地震発生直後、当日休みだった店長を通じ、大竹さんと契約社員の女性(25)に対し、「もし可能だったら売上金を金庫に保管してくれないか。もし入れるのであれば」と指示したことを明らかにした。
地震は7月28日午後4時27分に発生。2人は地震後、店内にいた客を避難誘導し、屋外の駐車場に退避した。大竹さんは店長から2階店舗の売上金を1階の金庫に移すよう指示を受け、店舗に戻る際はイオン側から入館許可を取るよう求められた。
大竹さんは偶然駐車場で会ったいとこに「売上金を金庫に入れにいかないといけないから戻る」と告げ、「危ないからやめた方がいい」と止められても、「会社に言われたから」と言い残して館内に戻り、爆発事故に巻き込まれた。
会社側は当初、2人が建物内に戻った理由について、本人たちから「荷物を取りに戻りたい」と申し出があったと大竹さんの父親に説明。実際は順番が逆だったと明かし、湯瀬部長は「私が金庫にお金を入れて欲しいと言った後に聞いた話です。店長とのすり合わせの時に判明し、思い込んでいた」と釈明した。


















