国内の米価格は下がる一方…“早場米”の概算金は前年より4割下回り農家からは悲鳴が
2026年産の新米の出回りを前に国内の米価格が下落を続けている。
農水省は全国スーパーの米5キロあたりの平均価格が3373円になったと発表(7月24日)。4週連続の下落で、3400円を下回るのは24年10月以来、約1年9カ月ぶりの低水準だ。
昨年は供給減などから生産現場では集荷競争が激化し、販売店では5キロ5000円を超える過去最高値も見られた。ところが今年は高値から一転、値下げが続いているのである。米価急落の背景を農林・水産政策のリポートを数多く発表しているニッセイ基礎研究所の小前田大介・准主任研究員がこう述べる。
「今年6月時点の民間在庫は過去最大の243万トンと、昨年同期(155万トン)に比べ1.5倍の90万トンも増えています。昨年の供給減から一転した在庫増が値下げの大きな原因です」
25年産の生産量は747万トンと前年比約68万トン増加。品薄から高く売れることを見込み主食用の作付けが増えたが、集荷業者は品薄を背景に高値で米を買い続けた。一方、米価の高騰は消費者の米離れを進め、その結果、在庫のダブつきが表面化、高値で買い入れた米を赤字覚悟で投げ売る集荷業者が出始めた。


















