夏の財界セミナー盛り上がり欠如は高市首相の「経済無策」を反映か? 具体性を欠いた話ばかり
政界通(以下=政) 恒例の経団連の夏の「軽井沢フォーラム」が終わったが、高市早苗政権に対する評価はほとんど伝わってこなかったな。メディアの世論調査による内閣支持率の急落と歩調を合わせるように、失望感が広がっているのか?
財界通(同=財) いや、世論調査のような高い支持率は、もともと経済界にはなかった。消費税の税率ゼロ案には「社会保障の財源が不足する」「2年後に税率を上げ戻すなんて大増税と同じで、できっこない」という反対論が多いし、国旗損壊処罰法の制定優先や国会の軽視ぶりには批判さえある。
官界通(同=官) でも、高市首相は経団連フォーラムへビデオメッセージを送り、筒井義信会長が6月末に掲げた「国内の民間投資を2040年度に250兆円へ」とした目標に「たいへん頼もしく、楽しみにしている」と伝え、財界側は満足したのではないのか?
財 いや、そんな雰囲気ではない。筒井会長の250兆円は大手企業の計画を積み上げた数字だが、高市内閣がその後で正式決定した経済政策に関する「骨太の方針」で示した投資目標額の370兆円は、政府など官業の計画も含めたうえ、具体的な裏付けを示していない。こうした報道に、フォーラムの休憩時などに「官と民がどう連携するのか、はっきりしていない」との批判が出た。


















