若い女性の「睡眠障害」と「心房細動」の関係
「睡眠」と心臓疾患には深い関係があり、最近、新たに睡眠不足が心房細動の発症リスクと関係していることが明らかになったと前回お話ししました。岡山大の研究グループが、心房細動を含む心血管疾患の既往がない178万764人を対象に実施した研究によると、不眠症のある人は、そうでない人に比べて心房細動の発症リスクが14%高かったのです。
その研究でさらに興味深いのは、65歳未満および女性は、不眠症と心房細動発症との関連がより強い傾向が示されたという点です。なぜ、“若い女性”に多く見られるのか、はっきりした因果関係はわかっていませんが、経験的に考えられることがあります。女性の場合、自分で気付いていない睡眠時無呼吸症候群(SAS)や、歯ぎしりやいびきなどの睡眠障害を抱えているケースが少なくないのです。
SASというと、中年以降の太った男性に多いというイメージを抱きがちですが、実際には痩せていたり、顔が小さめの人にもある程度見られます。しかし、病気のイメージから女性のSASは正しく診断されていないケースも多く、近年は世界的にも女性のSASが問題視されているといいます。


















