映画監督・榊英雄に懲役8年実刑判決…識者が論評「強制わいせつが『魂の殺人』だと裁判官が認めた判決」

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「今回の東京地裁の判決は、強制わいせつが『魂の殺人』だと裁判官が認めた、ようやく犯罪と認められたという点で大きな一歩だと思います。配偶者の殺人で懲役7年から13年ですから、今回の懲役8年はそれに準じる重い刑にあたると受け取れます。今後この判決が少しでも抑止力になればいいと思います」

 弱い立場の女性につけこんだ卑劣な犯罪に同志社女子教授(メディア論)の影山貴彦氏はこう言う。

「女性が受けた心の傷は一生ですから、榊被告は反省しても足りない。しかも、妻が許してると勝手に発言したことは身内に対して不誠実なだけでなく、女性を軽視していたから出た言葉ともとれます。これまで、芸能界もこうした案件を軽く見ている傾向がありましたがやっと正面から取り組むようになりました。勇気を振り絞って告発した被害者がネットの誹謗中傷にさらされたり二重三重に傷つくことのないよう、メディアも健全な環境づくりにつとめるべきです」

 裁判長は「監督と俳優という立場の差を利用し、被害者の性的自由を大きく侵害した」「悪質かつ卑劣な犯行」と判決理由を説明したが、榊被告は当初から「冤罪」を主張し、控訴するという。「週刊文春」に告発した被害者は、もしも収監されても8年で出所した時の逆恨みが怖いとコメントしている。「非力な女性が逆恨みを受けないよう、安心して過ごせる環境を整えることも必要です」(前出の池内氏)。

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