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仲間達也医師・日本ボクシング連盟会長

 東京ベイ・浦安市川医療センター循環器内科部長、下肢救済センター・センター長。高校時代、ボクシングでインターハイに出場。得意は左フック。宮崎大学医学部卒。医師と日本ボクシング連盟会長の二刀流として365日稼働中。リングドクターの経験も豊富。

春から心機一転、走り始めた人たちは要注意…中高年に潜む命の危険

公開日: 更新日:

 ボクシング選手にランニングは欠かせません。4月になって心機一転、ダイエットのために走り始めたという中高年もいることでしょう。

 私の周囲にも、普段、まったく運動をしていないのに、皇居で走り始めた60代の男性がいます。「走ることは体にいい」というイメージがあります。しかし、中高年がいきなり走り始めると、最悪、命の危険があります。

 不測の事態にならないために、運動不足の中高年が走りはじめる時、いくつか気をつけてほしいことがあります。

 まず、コレステロール値です。悪玉と呼ばれるLDLコレステロール値を健診で指摘されたことがある人は要注意です。LDLコレステロール値が140㎎/デシリットル以上だと、脂質異常症と診断されます。動脈硬化が進んでいて、心筋梗塞や脳梗塞の潜在的なリスクがあります。

 高血圧の人も気をつけてください。血圧の目標値は上の血圧(収縮期血圧)で130㎜Hgと、思ったより低めです。これを超えると高血圧で、動脈硬化リスクは高まります。朝起きると体にスイッチが入り、副交感神経(リラックスモード)が交感神経(活動モード)に切り替わり、血圧が上昇します。この現象は「モーニングサージ(朝の血圧上昇)」とも呼ばれます。

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