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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

巨大テック企業のAIデータセンター開発ラッシュに全米各地の住民が激怒 中間選挙の火種に

公開日: 更新日:

 巨大テック企業がAI開発競争にしのぎを削る中、今市民の怒りの的になっているのが、AIデータセンターだ。電力消費や水消費、環境への負担が各地で激しい反発を呼んでいる。今やこの建設を支持するか否かが、中間選挙にも影響しかねない争点になりつつある。

 アメリカ人の過半数はAIを使った経験がある一方で、不信感も強い。最大の理由は、「AIが人間の職を奪うのではないか」という不安だ。しかし今、それ以上の脅威として問題視されているのが、データセンターなのである。

 AI競争に勝つには、膨大なデータを高速処理する巨大施設が必要になる。現在アメリカには4000~5000のデータセンターが存在し、さらに今年だけで1500以上が新たに開発中とされる。

 そのスケールは桁外れだ。例えば今メタが、ルイジアナ州に建設中の最大規模の施設は、敷地面積2250エーカー(約910ヘクタール)でアメリカンフットボール場1700面分に相当する。もはや「データセンター」というより、ひとつの工業都市だ。

 近隣住民が最も懸念するのは、その巨大な電力需要と、機械冷却のための大量の水だ。この施設ひとつで、地元の電力需要を30%押し上げるという。

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