著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

動けないのは「決定回避の法則」と「現状維持の法則」のせい

公開日: 更新日:

 あるいは、中華料理店で目が回るくらいのメニューがあるにもかかわらず、無難な「ラーメン」や「チャーハン」を頼んでしまう人は少なくないでしょう。

 こうした心理傾向こそ、まさに「決定回避の法則」と「現状維持の法則」です。選択肢がありすぎて、「動かない」という選択をしてしまうのです。

 これは情報においても同じです。情報過多になると人は情報の波にのまれ、まともな思考ができなくなってしまいます。

 分厚い説明書を見せられ、「結構です。それでいいです」などと相手の意のままに同意してしまうなんてことがありませんか? こういった接客が少なくないのは、選択肢が多かったり、情報が多いことで思考停止に陥る人間のロジックを応用しているからなのです。説明している側は意図的に情報過多にしているわけですね。

 周りから、あーだこーだと言われると、「ああ! うるさい!」と、まともな判断を選択しづらくなってしまうのも、オーバーヒートを起こしているから。


 また、やることが多すぎると、“やる気”が起こりづらくなるのも似ているでしょう。やるべきことが多すぎて「決定回避の法則」と「現状維持の法則」に陥っているのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    伊原陵人の女性トラブル報道と関係が? 阪神の若手有望株を巡る“不可解な塩漬け”

  2. 2

    NHK「のど自慢」見ていて、あの政党の党勢縮小の理由がわかった

  3. 3

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 4

    維新から入閣の中司宏新大臣に案の定「裏金疑惑」…高市内閣は支持率20ポイント暴落もある

  5. 5

    DeNA構想外の藤浪晋太郎を拾いそうな「意外な2球団」 “瀕死の剛腕”にはこれだけの魅力

  1. 6

    藤島ジュリー景子もう復活 懲りない真っ暗闇集団「旧ジャニーズ」と、それを許すテレビ局

  2. 7

    『ペイパーバック・ライター』60年前の日本との実力差を感じる凝った機材セッティング

  3. 8

    藤島ジュリー景子氏「復権の宴」と、「死ぬほど悔しい」と今もむせび泣くジャニー喜多川氏性加害被害者の肉声

  4. 9

    水前寺清子(4)気をつけていることといったら、「自分の心と違うことは言わない」ぐらいかな

  5. 10

    結核とは違う感染症「非結核性抗酸菌症」患者が増加…人からうつらないのに感染するのはなぜ?