著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

スマホの“ムダ見”を回避するには離れた場所に置き場をつくる

公開日: 更新日:

 ついついスマホを見てしまい、ダラダラしてやるべきことを後回しにしてしまう。そういった経験は誰にでもあると思います。

 どうすれば、ダラダラとスマホを見ず、やるべきことに取り組めるでしょうか? 手の届く範囲にスマホがあって見てしまうなら、スマホを手の届かない場所に置けばいい。当たり前のことを言うな、と思うかもしれませんが、「スマホが手元にある」という環境を変えるしか打開策はありません。

 そもそもスマホは、現代社会に欠かせないものになりすぎているあまり、手に取る、取らないにかかわらず、注意を分散してしまう厄介なツールと化しています。

 みなさんも、電車の中などでポケットやバッグに入っているスマホを、何の理由もないのに取り出して操作したりしませんか? まさしく、これこそスマホの恐ろしい点。手に取りやすいところにあると気になってしまい、なぜか見てしまうのです。そのため、バッグの奥深くに入れておくなど取り出しづらい状況にしておかないと、すぐに気になってしまいます。

 実際、テキサス大学オースティン校のウォードらは、何かに集中したり、意思決定をしたりする際に、スマホがそばにあるだけで、ないときに比べて注意力が散漫になってしまうと、研究(2017年)で突き止めています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁