原口一博元総務相 右翼組織「日本会議」からの脱会を語る
階段から転落し、膝を複雑骨折し、国会からも遠ざかっていた民主党の衆院議員、原口一博元総務相が久しぶりに話題になった。安倍首相を応援する日本最大の右翼組織、「日本会議」のメンバーだったのだが、このほど脱会宣言をしたのである。
日本会議といえば、安倍首相を筆頭に麻生財務相、菅官房長官と閣僚のほとんどがメンバーで、諸外国からも怪しい目で見られている。スローガンには「私達、日本会議は、美しい日本を守り伝えるため、誇りある国づくりを合言葉に、提言し行動します」とあり、安倍首相の唱える「美しい国」とぴったり重なる。超党派による「日本会議国会議員懇談会」も設立されていて、ついこの間も憲法改正を訴える大規模な集会を開いた。安倍首相がビデオメッセージを寄せたばかりだ。
そんな組織に原口氏が名前を連ねていたこと自体が驚きだ。
「もともと天皇制の在り方を考えていて、個々には土台がある人がたくさんいますから。それと、知り合いも入っていて、中から組織を見て変えられないのか、という思いもありました。虎穴に入らずんば虎子を得ずと言いますか」