(98)タクシーの運転手もアリバイの証人

「本名がわかれば、戸籍謄本をとれるの? 資格もないのにどうやって?」
「まあ、それはさ。蛇の道は蛇って言うじゃん」
哲也は含み笑いを浮かべると、皿に残っていたホットドッグを頬張った。
「あなた、なにか見当をつけているんじゃないの?」
「まあね」
「…
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