著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

漫画家の予言「2025年7月5日に大災難」で問われる投資家としての資質

公開日: 更新日:

「本当の大災難は2025年7月5日にやってくる!」

 ネット上では大騒ぎだ。某漫画家の予言が話題になっているからだ。

 どうやら日本とフィリピンの間で、大津波か海底火山の噴火が発生、場合によっては「核兵器かもしれない」という……。

 そのような状況下でも、「もし、本当ならば大儲けだ!」と思っているのならば、投資家としてはハイセンスだろう。だって、その災難が起こる前に、株を空売りしたり、プット(株を売る権利)を買えば、ボロ儲けだからだ。投資資金が100倍になったりもする。

「これで老後の資金は大丈夫!」となるかもしれない。

 だが、この手の予言、当たったことがあるだろうか。有名なところではノストラダムスの大予言。「1999年7の月。恐怖の大王が降ってくる」と世間を騒がせた。みんながみんな、恐怖におののいたものである。

 しかし、実際には何も起こらなかった。

「あれは単なる詩だった」だの、「いろいろな解釈ができる」などと、言い訳のオンパレード。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも