漫画家の予言「2025年7月5日に大災難」で問われる投資家としての資質
「本当の大災難は2025年7月5日にやってくる!」
ネット上では大騒ぎだ。某漫画家の予言が話題になっているからだ。
どうやら日本とフィリピンの間で、大津波か海底火山の噴火が発生、場合によっては「核兵器かもしれない」という……。
そのような状況下でも、「もし、本当ならば大儲けだ!」と思っているのならば、投資家としてはハイセンスだろう。だって、その災難が起こる前に、株を空売りしたり、プット(株を売る権利)を買えば、ボロ儲けだからだ。投資資金が100倍になったりもする。
「これで老後の資金は大丈夫!」となるかもしれない。
だが、この手の予言、当たったことがあるだろうか。有名なところではノストラダムスの大予言。「1999年7の月。恐怖の大王が降ってくる」と世間を騒がせた。みんながみんな、恐怖におののいたものである。
しかし、実際には何も起こらなかった。
「あれは単なる詩だった」だの、「いろいろな解釈ができる」などと、言い訳のオンパレード。