巨人・山﨑伊織「開幕から35回無失点」を継続…身内もビックリなセ新記録の裏に「2つの変化」

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 巨人の5年目右腕が快挙を達成した。

 山﨑伊織(26)が昨4月30日の広島戦で今季5度目の先発。四回まで得点を許さず、開幕からの無失点記録を32回まで延ばし、1963年の中井悦雄(阪神)と2023年の村上頌樹(同)の31回を更新。セ・リーグ新記録を樹立した。結局7回112球を投げて5安打、連続無失点を35イニングとした。

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 こんな快投が信じられないほどオープン戦は苦しんだ。開幕直前まで変化球の制球に苦しみ、4回で92球5失点で降板した最終登板後、阿部監督にいったんは追試を課されたほど。身内も想定外のロケットスタートである。

 華麗なる変身の裏に何があったのか。さる巨人OBがこう言った。

「前回の試合前まで球種別の割合は、フォークが30%と最も高い。昨年は15%ほどだったから、2倍も増えている。フォークを打たれた安打は31打数のうち2本だけ。23奪三振のうち12個をフォークで奪っている。今季の絶対的な決め球として効果を発揮しています」

 さらに「性格」も変わったという。2年連続2ケタ勝利を挙げて迎えた昨オフに、今季の開幕投手を直訴。エース戸郷とのガチンコ勝負を挑んだ。結局、開幕投手どころか4番手もしくは5番手扱いのスタートながら、前出の巨人OBはこう感心していた。

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