松坂桃李は「時代のニューリーダー」か? ドラマ、映画と主演作が相次ぐワケ
5月9日から公開されるシリーズ第3弾「パディントン 消えた黄金郷の秘密」の吹き替え版で3度、主人公パディントンの声を担当している松坂桃李(36)。前2作合わせて世界の興行収入約900億円を記録した大ヒット作。今作ではロンドンに暮らすクマのパディントンが、老クマホームにいる育ての親ルーシーおばさんのいるペルーへ向かって、大冒険を繰り広げる。紳士的で優しいクマは松坂のハマり役なのだが、今年に入っての彼の活躍は目を見張るものがある。
1月には「逃げ恥」の野木亜紀子脚本、土井裕泰監督コンビのスペシャルドラマ「スロウトレイン」(TBS系)に松たか子(47)や多部未華子(36)と共に主演。映画では、疱瘡の治療に従事した江戸時代の医師を誠実に演じた「雪の花-ともに在りて-」に主演。さらに、現代の教育問題に切り込んだ話題作「御上先生」(TBS系)にも主演し、こちらはTVerの1~3月期全配信番組の番組再生数ランキングで総合1位に輝いた。
■有能で性格的に冷静、堺雅人の「半沢直樹」とは真逆
GWは「パディントン──」を皮切りに、アルツハイマー型認知症を発症した父と子を、音楽を通して描いた寺尾聰(77)との共演作「父と僕の終わらない歌」が5月23日から公開、2020年2月に新型コロナウイルス客室内感染を招いたダイヤモンド・プリンセス号を対応した人々を描く「フロントライン」(6月13日公開)では、小栗旬(42)、池松壮亮(34)、窪塚洋介(45)と共に出演。小栗演じる災害派遣医療チームDMATの指揮官と、松坂扮する厚生労働省の役人が未知のウイルスに立ち向かい、難局を乗り越えていく。