地元「スポーツ大賞」受賞の西武・秋山 首位打者への課題
「カレー好きでよく食べます。賞味期限がこないうちに食べないと」
今季、日本新記録の年間216安打を放った西武の秋山(27)が地元・横須賀市の「スポーツ大賞」を受賞。「横須賀海軍カレー」216食を贈られた。
一躍地元のヒーローになった安打製造機だが、今季はこれだけの安打を放ち、打率・359の高打率を残しながらも、柳田(ソフトバンク)に首位打者(・363)を譲った。本人もさぞ悔しかっただろう。
「課題が解消されれば、もっと安打が増えて、打率も上がるはず」とはパ球団のスコアラー。
その一つがエース級の投手を打ち崩すことだという。日本ハム・大谷(.150)、ソフトバンク・武田(.222)、ロッテの涌井(.269)、イ・デウン(.167)、楽天・則本(.280)らに苦戦。交流戦では巨人の菅野相手に4タコに終わった。
「あとは内野安打を増やすこと。今季の内野安打は18本で内野安打率は8.3%。クリーンヒットが多いといえるが、柳田は20本で11%、セ首位打者(.336)のヤクルト・川端は31本で15.9%。マートンが11年に214安打を放った際は、足が遅く右打者なのに19本で8.4%だった。秋山は逆方向も含めて広角に打てる俊足打者ですから、工夫一つで内野安打はもっと増えるはず」(前出のスコアラー)
まだまだ可能性を秘めているのだ。