古巣投手陣が吐露 中日入り大野はリードと性格に不安あり
「必要だと言っていただいてうれしかった。優勝を目指せる環境をつくっていただけたことに感謝したい」
そう話したのは、日本ハムからFAで中日へ移籍した大野奨太(30)。13日、入団会見が開かれた。3年総額2億5000万円。背番号は前監督の谷繁元信氏(46)が2004年から退団までつけていた空き番号の「27」に決まった。もともと大野が今季までつけていた番号でもあるが、正捕手不在にあえぐ球団からの期待の高さがうかがえる。
森監督は「どれだけうちの投手陣が良くなるか期待しています」と話したものの、今季、大野の盗塁阻止率は・098。両リーグを見渡しても大差の最下位だ。右ヒジに慢性的な痛みがあった影響で出場は83試合にとどまり、オフにはクリーニング手術をして状態は未知数。打率は・221と打撃面も期待できない。今年のWBCは代表入りしながら、巨人の小林誠司との正捕手争いに敗れ、マスクをかぶったのは予選の中国戦1試合だけだった。
「打てない、刺せない」実力もさることながら、日ハム投手陣の評価もイマイチだった。日ハムOBが言う。