新路線大成功 サバサバ佐藤仁美“バラドル女優”でブレーク

公開日: 更新日:

「おせえんだよ!」

 仁王立ちでそう叫んだのは、女優の佐藤仁美(34)。6日に放送された「石ちゃん&振分親方のご当地グルメとりわけ旅2」(テレビ朝日系)でゲスト出演した佐藤は、合流した石塚英彦(52)に「遅いも何も呼んだ記憶がない」と反論されると、「そんなの関係ねえ!」と小島よしおのギャグを振り付きで披露した。

 佐藤は女優だが、ドラマや映画以上に存在感を見せているのがバラエティー番組。酒席での失敗談や独身女の婚活話を得意としている。これまで多くの作品でキャリアを重ねている佐藤が、ここまで“ジャンル外”で活躍しているのはなぜなのか。芸能リポーターの川内天子氏はこう言う。

「本業は女優というのが何よりの強みだからです。今は<意外に天然><意外に面白い>という女優のイメージとは違った一面を見せて売った方が“真正面”からいくよりも早く知名度が上がる時代。ある程度、役をこなした女優であればあるほど、ひとつの作品が売れて『代表作』ができると、そのイメージが定着して似たようなキャラクターの役が増える。そうすると、イメージが固定されて、役の幅が狭くなってしまうんです。それを壊す意味でも、バラエティーで素顔やぶっちゃけキャラを見せることで引き出しを増やす。視聴者が親しみを覚えて、ファンも拡大します。それがきっかけで、過去とは違ったキャラの役が舞い込んでくるという“逆輸入”を実践している。佐藤さん所属のホリプロは元祖・バラドルの井森美幸さんや酒豪キャラの鈴木砂羽さんもいる。事務所の売り方上手もあると思います」

 サバサバした性格が知れ渡ってなのか、ドラマ「アラサーちゃん 無修正」(テレビ東京系)では「サバサバちゃん」役に抜擢されている。サバサバキャラもバラエティー向けの演技だとしたら、大女優なのだが。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  4. 4
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  5. 5
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  1. 6
    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

  2. 7
    巨人・秋広が今季初昇格も阿部監督「全く期待していない」…のんきな性格がアダで早くも背水の陣

    巨人・秋広が今季初昇格も阿部監督「全く期待していない」…のんきな性格がアダで早くも背水の陣

  3. 8
    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

  4. 9
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

  5. 10
    人間性やスタンスが如実に表れたMLB挑戦時の「西海岸かつ小規模都市」へのこだわり

    人間性やスタンスが如実に表れたMLB挑戦時の「西海岸かつ小規模都市」へのこだわり