止まらない狂乱物価高が石破自民の参院選を直撃! 7月の食品値上げ「昨年の5倍」に庶民は悲鳴
毎月末の恒例ニュースになった感がある──。帝国データバンク(TDB)が調査している主要食品メーカー195社の値上げのことだ。6月30日の発表によれば、7月に値上げが予定されている飲食料品は2105品目。昨年7月は418品目だったから、前年同月比でナント5倍の大幅増だ。前年を上回るのは7カ月連続で、単月の値上げ品目数としては3カ月ぶりに2000品目を突破した。
7月はカレールーなど香辛料やだし製品を中心とした「調味料」、チョコレートやガム、ポテトチップスなどの「菓子」、コメ高騰の影響を受けたパックご飯など「加工食品」の値上げが多い。
「消費者にとっては『またか』という諦めの境地でしょう。原材料高に加え、人件費や物流費といったサービス系の費用も高騰しています。これらは下がる要素がなく、今後も値下げどころか、値上げが落ち着くことも期待できません」(TDB情報統括部・飯島大介氏)
物価高の悪材料は他にも。国内外の天候不順による食料品の供給量減少や円安による輸入コストの上振れだ。