女子プロゴルファー 初Vから「ポンポン勝てる選手」と「それっきりの選手」の決定的な違いとは?
【アース・モンダミンカップ】最終日
表彰式の挨拶も慣れたものだ。通算11アンダーで優勝した佐久間朱莉(22)のことだ。
終盤は、9アンダー2位タイで発進した菅沼菜々(25)との競り合いになったが、手堅いプレーで退け、ツアー最高賞金の5400万円をゲットした。
佐久間は2021年6月にプロ入りしてから何度も優勝のチャンスを逃し、昨年もベスト3が5試合あった。今年は開幕6戦目のKTT杯バンテリンレディスで待望のツアー初勝利を挙げると、そこから9試合目で早くも3勝目。昨季までとはまるで別人だ。
ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーの1期生。同期には1歳上の西郷真央がいる。4月のシェブロン選手権でのメジャー初優勝でファンを沸かせた西郷も、コロナ禍の20年にプロ入りし、20-21年シーズンは50試合でトップ10入り21回。2位が7回の「シルバーコレクター」だったが、翌22年に開幕戦で念願の初優勝を挙げると、そこからポンポンと勝ちだし、史上最速の10試合5勝を記録した。